春展をちょっとご紹介-3

今日もまた雨かな・・・と思いきや、やや肌寒いものの
良いお天気になりました。
開店待ちをしてくださったお客様もいて嬉しいOPENとなりました。
今日はちょっと和テイストな作品をご紹介します。



こちらはイラストや絵本の作家、
国栖晶子さんの作品。
鳥たちによるお花見の宴会です。
落語の「長屋の花見」の1シーンです。

物語は貧乏長屋が繰り広げる
「なんちゃって花見」ですが
淡く明るい色調で描かれているので
どこかコミカルでおめでたい感じが
にじみ出ていて季節の飾り絵にも
なりそうです。


かわいいハムスターのイラストが描かれた
ポストカードもご用意していただいてます。








こちらは中川学さんの美人画です。
中川さんは関西を中心に活動する
「七人の筆侍」というグループの
おひとりで、浄土宗の僧侶でも
あります。

週刊文春など多数の雑誌や書籍の
挿絵を描いていらっしゃいます。

こちらの作品は和装の美人が
舞い散る山桜にそっと手を伸ばして
いる図です。
しっとり落ち着いた雰囲気は
一見すると多色木版の浮世絵の
ようです。






こちらは山口哲司さんの作品。
布に直接手描きで色をのせる手法で
動植物や季節のモチーフを描くのを
得意とされており、表紙絵やポスターなど
多方面でご活躍されています。
今回は枝垂れ桜の間を花と戯れながら
飛び交うツバメの絵です。
キャンバスのような・・・染物のような、
不思議な趣のある作品です。













こちらの一風変わった作品は
フジタヒロシさんの作品。
フジタさんも奈良で浄土宗の副住職の
傍らで制作されています。

独特のタッチのイラストにひと言入れた
「和顔愛語」のシリーズが人気です。

今回の作品はイラストだけですが
タイトルは「芽ぶき」。
いろんな形の種?から芽生えた「芽」は
色も形もさまざま。思わず小さなお子さんや
新学期の学生さんを連想してしまいます。